ブローネンマルク医師
1952年。ブローネンマルク医師によって発見されたオッセオインテグレーションこそが、現代のデンタルインプラントを支える大発見だ。これはチタンと骨が完全に結合し半永久的に分かちがたくなる現象であるが、医師はこれをウサギを用いた動物実験の中で偶然に発見することになる。実験動物であるウサギの骨に固定してあったチタン製のネジが数ヶ月の間に骨と完全に一体化し、全く外れなくなっていたのだ。骨はどうやらチタンを好むらしい。骨にチタンを挿入すると、骨がチタンに密着するように育ち、やがて顕微鏡で見ても境界がわからないレベルにまで完全に密着してしまうのだ。ブローネンマルク医師は、この現象、オッセオインテグレーションをデンタルインプラントに応用すべく膨大な基礎研究と臨床研究を重ね、ついにブローネンマルクシステムを開発。1981年に論文として発表して以降、たちまち世界中で彼の開発したオッセオインテグレーション・インプラントが主流になっていったのだった。
私の歯も1本インプラント
「私の歯も1本インプラントなんですが、これはダイレクトに骨と接触していますけれど問題ないですよ。インプラントチップはもっともっと影響の低いところに埋め込みますから、危険性は極めて低いですね」この時私は初めて「インプラントの歯」というものを見せていただいた・・・はずだ。というのは、獣医さんは見せようとして口を開いて「これだこれだ」と示してくれたのだけれど、私にはどれがそれなのか良くわからなかったのだ。ただ、この一件で、私の頭の中に「インプラントの歯」というものが初めてしっかりと刷り込まれた。
デンタルインプラント
それでも、私ならきちんと「デンタルインプラント」と正しく分けて使いたいもんだがなあ。もちろん、この時点では息子がデンタルインプラント治療を受け得ない年齢であることはわかっていたし、デンタルインプラントなる治療法がなかなか興味深いものであることにも気付いていた。
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